よく使う用語の説明 戻る

 よく使う用語の説明を表示します。
No. 用語 フリガナ 解説 備考
1
10分雨量
10フンウリョウ
過去10分間の雨量で、10分毎の雨量を測定したものです。
雷雨性降雨など短時間で集中的に降る雨を捉えるのに有効です。
2
1/3有義波
1/3ユウギハ
ある地点で連続する100波以上(20分間以上)を観測し、波高の高いほうから順に全体の1/3の個数の波を選び、これらの波高および周期を平均したものです。 単に「有義波」といえば、1/3有義波のことを指します。
有義波の波高は、平均波波高の約1.6倍、周期は、平均波周期の約1.1倍になります。
人間が波を目視した実感にかなり近く、実用的であることから、天気予報における波の高さはこの「有義波波高」が使わるなど、一般によく用いられるものです。
3
30分雨量
30フンウリョウ
00分~30分または30分~00分の30分間の雨量で、30分毎の詳細な雨量を測定したものです。
4
60分雨量
60フンウリョウ
過去60分間の雨量で、隣り合った10分雨量を6個合わせて60分間の降雨量としたものです。
「時間雨量」と区別するため、「60分雨量」と呼ばれています。時間雨量が1時間間隔で更新されるのに対し、10分間隔で更新しています。
5
Cバンドレーダ雨量計
C
マイクロ波の周波数帯 5.25~5.37GHzを利用して降水強度の面的分布を観測しています。
レーダ雨量計から半径200~300kmの範囲を観測することができ、5分間隔で観測しています。
全国の配備数(H27現在)は26基です。
6
CバンドMPレーダ雨量計
C
これまでのCバンドレーダ雨量計を高性能化(MP化)したものです。
いままで、1種類の偏波により観測してきましたが、XバンドMPレーダのように、2種類の偏波(水平・垂直)により観測することで、雨粒の形状等を把握し、雨粒の扁平度等から雨量を推定します。これにより、オンラインキャリブレーション(地上雨量計による補正)を行わずに、高精度な雨量データを配信することが可能になります。
7
COD
C
化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand )の略称です。水中の有機物などを酸化剤で酸化するときに消費される酸化剤の量を酸素の量に換算したものです。有機物のおおよその目安として用いられます。渓流にイワナが棲める源流域ではのCODの値は、1mg/l程度です。
COD は、河川では環境基準値がなく、湖沼、海域では定められています。
8
DO
D
DO は、Dissolved Oxygen の略称で、水中に溶けている酸素の量です。
酸素の溶解度は、水温、塩分、気圧等に影響され、水温が高くなると小さくなります。 DO は河川や海域の自浄作用、魚類などの水生生物の生活には不可欠なものです。一般に魚介類が生存するためには3mg/L 以上、好気性微生物が活発に活動するためには2mg/L 以上が必要で、それ以下では嫌気性分解が起こり、悪臭物質が発生することがあります。
河川でのDO の環境基準値は類型別に定められており、「2 mg/l 以上」(C類型)~「7.5 mg/l 以上」(AA類型)となっています。
詳しい解説はこちら
9
pH
p
水素イオン濃度指数を表す略語で、水の酸性、アルカリ性の度合いを示す指標です。
pH7のとき中性で、それより大きいとアルカリ性、小さいときは酸性となります。
河川水は通常pH7程度ですが海水や温泉水の混入、流域の地質、人為的汚染、植物プランクトンの光合成等により酸性やアルカリ性になることがあります。
河川での pH の環境基準値は類型別に定められており、「6.5(あるいは6.0)~ 8.5」となっています。
詳しい解説はこちら
10
XバンドMPレーダ雨量計
X
マイクロ波の周波数帯 9.7~9.8GHzを利用して降水強度の面的分布を観測しています。
レーダ雨量計から半径80kmの範囲を観測でき、1分間隔で観測しています。
全国の配備数(H27現在)は39基です。
XバンドMPレーダ雨量計の観測技術には、国立研究開発法人防災科学技術研究所等において進められてきた研究成果が活用されています。
11
XRAIN
X
国土交通省では、XバンドMPレーダ雨量計やCバンドMPレーダ雨量計を組み合わせて250mメッシュのレーダ雨量を1分ごとに配信するネットワークをXRAIN([エックスレイン・eXtended RAdar Information Network]の略)の呼称で呼んでいます。
12
アンモニウムイオン
アンモニウムイオン
アンモニウム態窒素は、主として尿や家庭下水の有機物の分解と工場排水に起因するもので、それらによる水質汚染を示す有力な指標です。また富栄養化の原因ともなります。
このアンモニウム態窒素は水中では大部分がアンモニウムイオンとして存在します。
詳しい解説はこちら
13
異常洪水時防災操作
(ただし書き操作)
イジョウコウズイジボウサイソウサ
(タダシガキソウサ)
ゲートなど機械式放流施設を持っているダムにおいて、計画規模を超える洪水が発生し、操作規則等の本文で定めた「本則操作」による洪水調節を続けた場合に、貯水位が洪水時最高水位を超えることが予測される場合、操作規則等のただし書きの規定(「ただし、気象、水象その他の状況により特に必要と認める場合」と規定)により、貯水位に応じてゲートを操作し、放流量を流入量まで増加させます。このような操作を「異常洪水時防災操作」を呼びます。
なお、このような操作は、一般に「ただし書き操作」と呼ばれていました。
平成19年4月の「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」、平成22年6月、平成23年4月の「ダム操作に関する用語等の見直し」に基づき、防災用語としての「ただし書き操作」は「異常洪水時防災操作」と表現しています。
14
異常洪水時防災操作開始水位
イジョウコウズイジボウサイソウサカイシスイイ
「異常洪水時防災操作」を開始する水位です。
洪水調節容量の8割程度に相当する水位を目安としています。
15
雨量
ウリョウ
降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の”水の深さ”を「雨量」といいます。 すなわち、「降った雨水が、別の場所に流れ出さず、蒸発せず、地面などにしみこまない状態で、どのくらいの深さになるか」ということを表しています。測定単位は、ミリメートル(mm)です。
本サイトで提供している雨量の情報は、氷雪を溶かして観測する“等価水深観測”で得られた降水量データですので、正確に言えば「降水量」です。
16
雨量観測所
ウリョウカンソクジョ
国土交通省(河川系)・気象庁・都道府県が雨量観測(地上雨量計)を行っている、観測所のことです。
17
雨量計
ウリョウケイ
雨量計の型式には様々ありますが、現在一般的に「転倒ます型雨量計」が使われています。
基本的な測定方法は、漏斗型の受水器(日本では直径20cmのものが標準)を用いて降水を機器内に導き、その量を測ることで降水量を求めるものです。
18
塩分濃度
エンブンノウド
海水の塩分濃度は、30~35‰(パーミル)、体内の塩分濃度9‰です。
塩分濃度と塩化物イオン濃度はほぼ比例関係にあり、換算式は次のとおりです。
塩分濃度S(‰ )= 1.80655×塩化物イオン濃度(mg/l)×10- 3
詳しい解説はこちら
19
塩化物イオン
エンカブツイオン
塩化物イオンは、海水中に約19,000mg/l、河川水中には一般的には数mg/l含まれています。海岸地帯では海水の浸透、風による巻き上げ等の影響で、河川水中の濃度が高くなることがあります。それ以外で塩化物イオンが増加した場合、家庭排水、工場排水、し尿等の混入汚染が考えられ、人為的汚染の有無を判断する材料となります。
水道水質基準では、200mg/l以下と定められています。
詳しい解説はこちら
20
沿岸名
エンガンメイ
海岸線の両側(海・陸地側)の、ある広さを持った地域と水域を示す名称で、海岸名より広い範囲を指します。
北海道から沖縄県まで、海岸線を大きな岬や県境などで、71の「沿岸」に区分し、さらに各沿岸は複数の「海岸」に区分されています。
21
河川管理者
カセンカンリシャ
河川は公共に利用されるものであって、その管理は、洪水や高潮などによる災害の発生を防止し、公共の安全を保持するよう適正に行われなければなりません。
この管理について権限をもち、その義務を負う者が「河川管理者」です。
「一級河川」の河川管理者は、「国土交通大臣」(河川法第9条第1項)、「二級河川」は「都道府県知事」(同法第10条)、「準用河川」は「市町村長」(同法第100条第1項による河川法の規定の準用)と「河川法」に定められています。
なお、「一級河川」に指定区間を定めて、「都道府県知事」(または「政令市の市長」)に管理事務の一部が委任されています(河川法第9条第2項、第5項)。
22
河川予警報
(洪水予警報)
カセンヨケイホウ
(コウズイヨケイホウ)
「国」および「都道府県」の河川系事務所から発表される「洪水予報・水位周知河川情報・水防警報・ダム放流通知」の総称です。
本サイトで、これらの発表状況等を見ることができます。
「気象庁」が、都府県単位のエリアを対象に発表する「気象警報・注意報(洪水警報、洪水注意報)」とは異なり、具体的な河川(区間)を対象に発表されます。
23
海岸名
カイガンメイ
陸と海の接地帯のある区間を示す名称で、沿岸名より狭い範囲を指します。
24
観測所
カンソクショ
水位・雨量や水質などの状況を定期的に観測・記録する施設です。
観測所には、水位観測所・雨量観測所・水質観測所などがあります。
25
海岸観測所
カイガンカンソクジョ
国土交通省・気象庁・水資源機構・都道府県などが「波高・潮位・波向き」などの観測を行っている、観測所のことです。
26
観測時刻
カンソクジコク
定時的(10分・30分・1時間間隔)に観測を行っている時刻のことです。
27
観測データ
カンソクデータ
「観測所」で得られた、水位・雨量や水質などの観測値です。
28
観測所の位置
カンソクジョノイチ
テレメータで送信している「観測所」(雨量・水位など)の所在位置は、「世界測地系(緯度・経度)」で表示しています。
29
基準観測所
キジュンカンソクジョ
「河川予警報」の発表にあたって、水位の基準となる観測所です。
30
基準値
キジュンチ
風水害や水質事故に対する注意を促したり警告を与えたりする基準として、各観測項目ごとに設定した数値です。
雨量:地域の降雨特性、土地利用等の社会特性などを勘案して、観測所ごとに「60分雨量」、「累加雨量」について基準値(注意値、警戒値)が設定されています。
なお、気象庁の雨量観測所については基準値は定められていません。
水位:「計画高水位」、「はん濫危険水位」、「避難判断水位」、「はん濫注意水位」、「水防団待機水位」が定められている観測所では、これらを基準値としています。
これらの水位が定められていない観測所では、基準値も設定されていません。
ダム諸量:「異常洪水時防災操作開始水位」、「計画最大放流量」、「洪水調節開始流量」を基準値としています。
なお、低水時においては、「日平均貯水率」を基準値としています。
水質:「人の健康の保護に関する環境基準」のうち、シアンイオン、六価クロムについて、「生活環境の保全に関する環境基準」のうち、pH、DO、COD(湖沼)について環境基準値を基準値としています。
海岸:地域特性を勘案して、「波高」、「潮位」、「風速」について基準値(注意値、警戒値)が設定されています。
31
基準値超過
キジュンチチョウカ
本サイトでは、テレメータデータの1つのメニューとして、基準値を超過している観測所を一覧表示できます。
基準値超過には、観測項目ごとに「基準値超過雨量観測所」、「基準値超過水位観測所」、「基準値超過ダム諸量観測所」、「基準値超過水質観測所」、「基準値超過海岸観測所」の5つの一覧表、および雨量が基準値超過している観測所の所在市町村名を表示する「基準値超過市町村」一覧表があります。
32
計画最大放流量
ケイカクサイダイホウリュウリョウ
ダムの洪水調節計画で、洪水調節時にダムから放流することになる最大の流量です。
33
欠測
ケッソク
継続的に観測している水位や雨量等が、何らかの原因で正常に観測できず、水位データや雨量データが得られない状態をいいます。
34
洪水
コウズイ
台風や前線などによって流域に大雨が降った場合、その水は河道に集まり、河川の水かさが増加します。このような現象を「洪水」といいます。
一般には川から水があふれ、はん濫することを洪水と呼びますが、はん濫は洪水によって引き起こされる結果の一つであって、はん濫=洪水ではありません。
35
洪水予報
コウズイヨホウ
国や都道府県が指定した洪水予報指定河川において、大雨などにより災害が発生する恐れがある場合に発表されるもので、国土交通省と気象庁、または都道府県と気象庁が共同して発表します。
洪水予報は、関係都道府県(市町村)に通知し、合わせて一般の方々にもお知らせします。
この仕組みは、平成13年7月の水防法および気象業務法の改正を受け、平成14年5月から始まりました。
詳しい解説はこちら
36
洪水ハザードマップ
コウズイハザードマップ
水害に備え、「浸水想定区域図」に避難場所や避難経路、予測される浸水深、緊急連絡先、水害時の心得などを書き込んだ地図のことです。
洪水ハザードマップは、洪水の危険性や洪水が発生した時の対応を住民の方々に知ってもらうため、市町村が作成することになっています。
詳しい解説はこちら
37
洪水調節
コウズイチョウセツ
洪水を貯めることを目的に持つダムでは、洪水になると、ダムに流れ込む水を貯めて流れ込む水の量よりも小さな量を放流することで、下流の増水を緩和します。このような操作を「洪水調節」と呼びます。
平成22年6月、平成23年4月の「ダム操作に関する用語等の見直し」に基づき、の「洪水調節」は防災用語として「防災操作」と表現することがあります。
38
洪水時最高水位
(サーチャージ水位)
コウズイジサイコウスイイ
(サーチャージスイイ)
洪水時、一時的に貯水池に貯めることが出来る最高の水位です。
平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、「サーチャージ水位」は防災用語として「洪水時最高水位」と表現しています。
39
洪水貯留準備水位
(洪水期制限水位)
コウズイチョリュウジュンビスイイ
(コウズイキセイゲンスイイ)
洪水調節を目的とするダムのなかには、洪水期に洪水調節のための容量を大きくとるために、洪水期に限って常時満水位よりも水位を低下させる方式を採用するダムがあります。
このような場合に、洪水期に超えてはならないものとして設定されている水位を「洪水貯留準備水位」といいます。この水位は、常時満水位より下にあります。「夏期制限水位」と呼ぶこともあります。
平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、「洪水期制限水位」は防災用語として「洪水貯留準備水位」と表現しています。
詳しい解説はこちら
40
洪水調節開始流量
コウズイチョウセツカイシリュウリョウ
ダム下流の地域、河川内の各種施設に大きな被害を及ぼさない流量で、貯水池への流入量がこの流量に達した時から洪水調節を始めます。
「無害流量」ともいます。
41
右岸、左岸
ウガン・サガン
河川を上流から下流に向かって(流れに沿って)眺めたときの右側を「右岸」、左側を「左岸」と呼びます。
「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、平成19年4月からは、防災用語としては「○○市側」のように表現しています。
42
最低水位
サイテイスイイ
ダム貯水池の運用で想定しているもっとも低い水位です。
43
最大波
サイダイハ
ある地点で連続する100波以上(20分間以上)を観測し、波高の最も高い波の波高および周期を指します。
最大波の波高は、統計的にみると「1000に1」の割合で有義波波高の約2倍となると言われています。周期は、有義波とほぼ同じです。
詳しい解説はこちら
44
浸透
シントウ
川の水位が高くなり、川側から居住側に向かって河川の水が堤防に浸み出すことを「浸透」といいます。
洪水が長時間にわたって続いた場合、「浸透流」という水の流れが堤防の中に発生し、ついには居住側斜面から堤防の土砂が泥状となって流れ出し、堤防の決壊につながる恐れがあります。
45
浸水、冠水
シンスイ、カンスイ
洪水や内水はん濫によって、市街地や家屋、田畑が水で覆われることを「浸水」といいます。また、浸水の深さ(浸水域の地面から水面までの高さ)を「浸水深」といいます。
洪水により、道路・農地や宅地が水で覆われることを「冠水」ということもありますが、この現象も「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」(平成19年4月)に基づき、防災用語として「浸水」と表現しています。
詳しい解説はこちら
46
準備
ジュンビ
状況に応じて直ちに水防団が水防活動に入れるよう、水防に関する情報連絡、水防資器材の整備、水閘門機能等の点検、通信及び輸送の確保等出勤に備えることです。
詳しい解説はこちら
47
出動
シュツドウ
水防団が水防活動に入るため、詰所・自宅などから活動現地に向かうことです。
詳しい解説はこちら
48
浸水想定区域図
シンスイソウテイクイキズ
洪水時の円滑かつ迅速な避難を確保し、又は浸水を防止することにより、水害による被害の軽減を図るため、当該河川の河川整備において基本となる降雨により当該河川がはん濫した場合に浸水が想定される区域を「浸水想定区域」として指定し、指定の区域及び浸水した場合に想定される水深を「浸水想定区域図」として公表しています。
平成27の水防法の改正を受け、上述のような「河川整備において基本となる降雨を前提とした浸水想定区域」について、「想定し得る最大規模の洪水に係る浸水想定区域」に拡充して公表することとなりました。
詳しい解説はこちら
49
時間雨量
ジカンウリョウ
正時から正時までの1時間の雨量で、全観測所で測定され、雨量の指標となっています。
正時とは、1時ちょうどや2時など分や秒の端数のつかない時刻を意味します。
50
周期
シュウキ
波浪などの定期的に同じことが繰り返される現象において、ある時点の状態(波が上昇して平均水面を横切る)から、一度循環して元の状態に戻るまでの期間を示すものです。
51
水系
スイケイ
同じ流域内にある本川・支川・派川およびこれらに関連する湖沼を総称して「水系」といいます。
河川法の体系では、国土保全または国民経済上、特に重要な水系を「一級水系」(国土交通大臣が指定)、一級水系以外の水系で公共の利害に重要な水系を「二級水系」(都道府県知事が指定)といいます。一級水系、二級水系以外の水系は、「単独水系」と呼ぶことがあります。
水系名は、本川名をとって利根川水系・信濃川水系などという呼び方が用いられています。
52
水位
スイイ
水位とは、基準面から測った河川の水面の高さをいいます。測定単位はメートル(m)とし、小数点以下2位(cm)まで表記します。
 「基準面」は、水位をはかる基本ですから明確にしておく必要がありますので、その標高をそれぞれの水位観測所ごとにあらかじめ測量し、定められています。この基準面の標高を「零点高」といいます。
水害に対する防災情報と住民の避難行動等に関連して設定される河川の水位は、「はん濫危険水位」、「避難判断水位」、「はん濫注意水位」、「水防団待機水位」などがあり、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、これらの防災用語が、平成19年4月から用いられることとなりました。
53
水位周知河川
(水位情報周知河川)
スイイシュウチカセン(スイイジョウホウシュウチカセン)
国土交通省(または都道府県)は、洪水予報指定河川以外の河川のうち、洪水により国民経済上重大または相当な損害を生じる恐れがある河川を「水位周知河川」に指定しています。
水位周知河川では、避難判断水位を定めて、この水位に到達した旨の情報を通知・周知します。
これまでは、「水位情報周知河川」と呼ばれていましたが、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、平成19年4月からは防災用語としては「水位周知河川」と表現しています。
54
水防警報河川
(水防警報指定河川)
スイボウケイホウカセン(スイボウケイホウシテイカセン)
国土交通省(または都道府県)は、洪水により国民経済上重大な損害を生ずる恐れがあるような河川を「水防警報河川」に指定しています。水防警報河川では、洪水が発生する恐れがあるときには、「水防警報」を発令します。
これまでは、「水防警報指定河川」と呼ばれていましたが、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、平成19年4月からは防災用語としては「水防警報河川」と表現しています。
詳しい解説はこちら
55
水防団待機水位
(通報水位、指定水位)
スイボウダンタイキスイイ(ツウホウスイイ、シテイスイイ)
水防法で定める各水防管理団体が、水防活動に入る準備・待機を行うための水位のことです。
56
水位周知河川情報
スイイシュウチカセンジョウホウ
中小河川における情報伝達の充実を図るために、「水位周知河川」で設定された避難判断水位に関する「到達情報」を通知・周知するものです。
57
水防警報
スイボウケイホウ
国土交通省(または都道府県)から水防管理団体の水防活動に対して、待機・準備・出動などの指針を与えることを目的として発表されるもので関係機関に通知されます。
「水防警報」は、河川ごとにあらかじめ決めておいた水位観測所(水防警報対象水位観測所)の水位に対して、「はん濫危険水位」、「避難判断水位」、「はん濫注意水位」、「水防団待機水位」など水防活動の目安となる水位を決めておき、川の水かさが、その水位あるいは水位近くまで上昇すると発表されます。
詳しい解説はこちら
58
水防団
スイボウダン
水防団とは、水防管理団体が水防活動を行うために設置するものです。
市町村の消防機関が水防活動を行える場合、水防団を設置せずに消防団などの消防機関が水防活動を行うこともありえますが、多くの場合、消防団員が水防団員を兼任しています。
59
水質
スイシツ
純粋の水(H2O)以外に不純物を含むことによって生ずる、水の物理的、化学的及び生物学的な諸性質を「水質」といいます。
本サイトでは、水質自動監視装置による水温・伝導率・DO・pH・濁度・COD・塩化物イオン濃度等の観測データを提供しています。
詳しい解説はこちら
60
水温
スイオン
水温は、水中に溶解している物質の化学的変化や生物の活動と密接な関係があるので、水生生物の生息環境や河川の自浄作用に大きな影響を与え、水質とも密接に関係しています。
詳しい解説はこちら
61
水位観測所
スイイカンソクジョ
国土交通省・水資源機構・都道府県が水位観測を行っている、観測所のことです。
62
水質観測所
スイシツカンソクジョ
国土交通省・水資源機構・都道府県が水質観測を行っている、観測所のことです。
63
水位計
スイイケイ
水位計には、ヒトの目で読取る「水位標(量水標と呼ばれることがあります)」と器械的に読取る「自記水位計」があります。
自記水位計には、次のようなタイプがあります。
フロート式水位計:フロートを観測井の水面に浮かべ、その上下の動きをプーリ(滑車)の回転を介して、水位計の内部機構によって水平軸の動きあるいは角度に変えて、記録して水位を知るものです。
気泡式水位計:水中に開口した管からゆっくりと気泡を出し、その時の管内の圧力を圧力センサーで測定するものです。管内の圧力は大気圧と開口部にかかる水圧との和に等しいので、大気圧を差し引いた開口部の圧力から水位を求めることができます。
リードスイッチ式水位計:観測地点の水中に設置した測定柱の中に永久磁石を内蔵したフロートが入っており、これが水位変化に追従して上下すると、1cm間隔に並べられたリードスイッチの一つが内蔵磁石の磁界によって導通状態(ON)となります。これによって水位を測定するものです。
水圧式水位計:水位の変化に伴い、水中に設置された受圧部の受ける水圧の変化を機械的に測定するか、あるいは感圧素子によって電気信号に変換して、水深を測り水位を測定するものです。
感圧素子が水晶である水晶式水位計は、高い精度が確保できることから、最近よく用いられています。
超音波式水位計:超音波送受波器を水面の鉛直上方に取り付け、超音波が水面に当って戻ってくるまでの時間を測定し、水面と超音波送受波器との距離を計測するものです。
64
全流入量
ゼンリュウニュウリョウ
ダム貯水池に流入するいくつかの河川から、流入する水の全量(流量m3/s)です。
詳しい解説はこちら
65
全放流量
ゼンホウリュウリョウ
ダムから下流に放流している水の全量です。
ゲートやバルブ、発電所などからの放流量を全て合わせたものです。
それぞれの放流量は、貯水位とそれぞれのゲート(バルブ)開度から流量算定公式を使って計算する方法が一般的です。
ゲート放流量:ダムの洪水吐ゲートを開けて放流する水量です。
利水放流量:下流域の利水のために放流する水量です。
発電使用量:水力発電のために使用する水量です。
バルブ放流量:ダムのバルブを開けて放流する水量です。
揚水量:揚水発電のために汲み上げている水量です。
揚水発電は、夜間などの電力需要の少ない時間帯の余剰電力を使用して、下部貯水池(下池)から上部貯水池(上池)へ水を汲み上げておき、電力需要が大きくなる時間帯に上池ダムから下池へ水を導き落とすことで発電する水力発電方式です。
詳しい解説はこちら
66
積雪
セキセツ
雪などの固形降水物が自然に積もって地面を覆っている状態をいいます。
詳しい解説はこちら
67
積雪深
セキセツシン
ある定められた時刻における積雪の深さをいいます。
なお、1時間に降った雪による積雪の深さは、「降雪深」ということがあります。
詳しい解説はこちら
68
積雪観測所
セキセツカンソクジョ
国土交通省・水資源機構・都道府県が積雪深観測を行っている、観測所のことです。
69
待機
タイキ
状況に応じて直ちに水防団が水防活動に入れるよう、詰所・自宅などで出勤に備えることです。
70
ダム放流通知
ダム放流通知文
ダムホウリュウツウチ
ダムホウリュウツウチブン
ダムからの放流によって、川の流れに大きな変化が生じる場合には、危害を防止するため、ダムの管理者は、放流の日時、放流量又は放流によって上昇する水位の見込みを、関係知事、関係市町村長、関係警察署長等に通知することとしています。また、ダムにおいて洪水警戒体制に入ったときや、洪水調節を開始したときにも、通知や情報提供を行っています。これらを「ダム放流通知」と呼び、その通知文を「ダム放流通知文」といいます。
詳しい解説はこちら
71
ダム
ダム
「ダム」とは、河川などの水を堰き止めて、水を貯める等の目的で建設される構造物のことです。
このような構造物の内、河川管理施設等構造令では、砂防ダム以外の堤高15m以上のものを「ダム」としています。
72
ダム諸量
ダムショリョウ
適正なダム操作・管理を目的として観測された、ダム(貯水池)の時々刻々の状態を表す指標を「ダム諸量」といいます。
本サイトでは、ダム諸量の中で、「貯水位」、「全流入量」、「全放流量」、「貯水量」、「貯水率」、「利水容量」、「有効容量」等についての情報を提供しています。
詳しい解説はこちら
73
濁度
ダクド
水の濁りの程度を表すものです。
濁りの原因となっている物質には、粘土性物質・プランクトン・有機物質などがあり、濁りとなる粒子の粒径は0.1から数百μmのものがほとんどです。
水道水質基準では、2度以下と定められています。
詳しい解説はこちら
74
貯水池の容量
チョスイチノヨウリョウ
貯水池に設定された水位と連動して次のような貯水池の容量が定められています。
総貯水容量:堆砂容量、死水容量、利水容量、洪水調節容量を全部合計した容量です。
有効貯水容量:総貯水容量から堆砂容量と死水容量を除いた容量です。
洪水調節容量:常時満水位(あるいは洪水期制限水位)からサーチャージ水位までの容量です。洪水調節のために利用する容量です。普段は洪水に備えて空けています。
利水容量:最低水位から常時満水位(あるいは洪水期制限水位)までの容量です。利水容量は利水目的に応じて利水目的毎の容量に分割されます。利水目的(水道・かんがい・工業用水・発電など)に利用する水及び流水の正常な機能の維持に利用する水を貯める容量のことです。
死水容量:通常設定されることは少ないですが、一定の水位の確保を目的として、発電計画上の必要性がある場合、取水・放流施設設置上必要がある場合などに設定されます。その場合の堆砂容量上面と最低水位との間の容量です。
堆砂容量:一定期間(一般には100年間)にダム貯水池に堆積すると予想される流入土砂を貯える容量です。100年たてばこの堆砂容量は土砂で埋まるものと想定されますが、洪水調節容量や利水容量はそのとき埋まってはいません。
75
貯水位
チョスイイ
ダム貯水池に貯まっている水面の高さ(水位)で、標高で表しています。
詳しい解説はこちら
76
貯水量
チョスイリョウ
ダム貯水池に貯まっている水の量(m3)です。
貯水位の観測値から「貯水位-ダム容量曲線」を用いて求めます。
詳しい解説はこちら
77
貯水率
チョスイリツ
定められた利水容量に対する現在の貯水量の割合を示します。 多くのダム貯水池では、利水容量は時期により異なります。
詳しい解説はこちら
78
潮位
チョウイ
波浪など短周期で起こる変動を平滑して除いた海面の高さを、基準面から測った値のことです。
基準面としては、東京湾中等潮位(T.P.)を用いることが一般的です。
詳しい解説はこちら
79
堤防の決壊(破堤)
テイボウノケッカイ
(ハテイ)
堤防が壊れ、増水した川の水が居住側に流れ出すことをいいます。
増水した河川の堤防において、深掘れ、亀裂、漏水が生じたり、水があふれたりすると、堤防の決壊を引き起こす原因となります。
堤防の決壊は、「破堤」と呼ぶことがありますが、平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、防災用語として「堤防の決壊」と表現しています。
80
導電率
デンドウリツ
電気伝導度とも言い、電気の流れやすさの指標です。水中に含まれるイオンの量の目安になります。
河川での平均的な値は100μS/cm程度です。
詳しい解説はこちら
81
テレメータ
テレメータ
雨量・水位等を計測する観測所で自動観測したデータは、無線で事務所などに自動的に送信されます。このように自動的に観測・送信するシステムを「テレメータシステム」といっています。本サイトで提供している観測データは、すべて「テレメータ」を利用して送られてきたものです。
なお、観測所によっては、テレメータ装置が備わっていないものもあります。
詳しい解説はこちら
82
はん濫危険水位(危険水位)
ハンランキケンスイイ(キケンスイイ)
河川のはん濫により相当の家屋浸水等の被害を生じるはん濫の恐れがある水位です。
詳しい解説はこちら
83
はん濫注意水位(警戒水位)
ハンランチュウイスイイ(ケイカイスイイ)
水害の発生に備えて、「水防法」で定める各水防管理団体が出動する目安になる水位です。
詳しい解説はこちら
84
はん濫発生情報
ハンランハッセイジョウホウ
はん濫が発生した際に、そのことを周知するため国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。
逃げ遅れた住民の方々は、命を守る行動(市町村の援助を受けるなどして、すみやかに避難、浸水してしまった場合、頑丈な建物の2階以上への避難等)をして下さい。
平成17年7月の水防法および気象業務法の改正を受け、この情報の内容として、はん濫の事実だけでなく、「浸水する区域及びその浸水深」の予報を加えることとしています。
詳しい解説はこちら
85
はん濫危険情報
ハンランキケンジョウホウ
河川がはん濫する恐れを広く周知するため、河川の水位が「はん濫危険水位」に達した場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。
詳しい解説はこちら
86
はん濫警戒情報
ハンランケイカイジョウホウ
河川がはん濫する恐れを広く周知するため、河川の水位が「はん濫危険水位」に達した場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。
詳しい解説はこちら
87
はん濫注意情報
(洪水注意報)
ハンランチュウイジョウホウ(コウズイチュウイホウ)
河川がはん濫する恐れを広く周知するため、河川の水位が「はん濫注意水位」に達した場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。
詳しい解説はこちら
88
波高
ハコウ
波の山から谷までの高さの差のことです。
詳しい解説はこちら
89
避難判断水位
(特別警戒水位)
ヒナンハンダンスイイ(トクベツケイカイスイイ)
水害の発生に備えて、市町村長の避難準備情報等の発令の目安となる水位です。
詳しい解説はこちら
90
風向
フウコウ
風の吹いている方向を表すものです。16方位で表示しています(例:北東(NE)は北東から吹いている風)。
91
平常時最高貯水位
(常時満水位)
ヘイジョウジサイコウチョスイイ
(ジョウジマンスイイ)
ダムの目的の一つである利水目的(水道・かんがい・工業用水・発電など)に使用するために、貯水池に貯めることが出来る最高水位を指します。
貯水池の水位は、渇水と洪水の時期以外は常時この水位に保たれます。
平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要領」に基づき、「常時満水位」は防災用語として「平常時最高貯水位」と表現しています。
詳しい解説はこちら
92
平均風速
ヘイキンフウソク
風速計の10分間の測定値を平均したものを指します。
93
閉局
ヘイキョク
雨量・水位の観測を一時的に停止(冬期・メンテナンス・故障)するものです。この間のデータは、欠測となります。
94
予備放流水位
ヨビホウリュウスイイ
常時満水位(あるいは洪水期制限水位)に水位を保持していた場合でも、洪水調節容量に不足のあるダムでは、洪水を受ける前に、一時的に水位を下げる計画になっている場合があります。
このような場合に、この目標水位を「予備放流水位」といいます。
95
流域
リュウイキ
降雨や降雪がその河川に流入する全地域(範囲)のことです。「集水域」と呼ばれることもあります。
96
履歴動画
リレキドウガ
「レーダ雨量」雨域の移動履歴を3時間先から現時刻の状況を、任意の時間間隔(5・10・30分・1時間)で動画によって表示するものです。
97
リアルタイムデータ
リアルタイムデータ
テレメータやコンピュータを使い、自動で迅速に収集・演算した最新の雨量や水位データのことです。
したがって、ほぼ現時点のデータという意味で、「リアルタイム雨量・水位」といっています。
なお、観測所機器の整備状況や観測用途によってデータの更新時間が異なりますが、標準は10分間隔で更新されます。
98
累加雨量
ルイカウリョウ
本サイトでは、雨が降り始めてからの雨量を合計したものを表しています。
無降雨が一定期間続くと累加雨量がリセットされ、その後に雨量を検出すると新たな雨(降り始め)とします。累加リセット時間は、観測所毎に異なりますが、標準は6時間程度となっています。
大河川の下流部での水位や土砂災害の危険性等は、「累加雨量」に大きく影響を受けるので、これらの見極めに有効です。
詳しい解説はこちら
99
レーダ雨量
レーダウリョウ
レーダ雨量計を用いて捉えた面的な降水強度分布を「レーダ雨量」といいます。本サイトでは、次のように表記しています。

本サイトでは、「現況レーダ」(現在の降雨)、「レーダ累加」(現在までの降雨の累加)、「レーダ履歴」(過去4時間の降雨の履歴)の情報を提供しています。
詳しい解説はこちら
100
レーダ雨量計
レーダウリョウケイ
「レーダ雨量計」は、回転するパラボラアンテナからマイクロ波と呼ばれる指向性を持ったパルス状の電波を発射し、雨滴にあたり散乱して返ってくる電波を再び同じパラボラアンテナで受信し、受信電波の状況(返ってくるまでの時間、電波の強さ、位相の変化など)から降雨強度の面的分布などを測定する観測機器です。
国土交通省では、現在、「Cバンドレーダ雨量計」と「XバンドMP(マルチパラメータ)レーダ雨量計」の2種類のレーダ雨量計で観測しています。
101
レーダ履歴
レーダリレキ
本サイトでは、レーダ雨量の過去履歴を表示しています。
60分及び30分間隔で、過去から現在までのレーダ雨量を4時刻分(例えば1時間前・2時間前・3時間前・4時間前の4時刻分)で表示しています。