レーダ雨量

レーダ雨量とは

レーダ雨量とは、レーダ雨量計を用いて捉えた面的な雨量分布情報のことです。
レーダ雨量計は、回転するアンテナから指向性を持った電波を発射し、雨滴にあたり散乱して返ってくる電波を再び同じアンテナで受信し、受信電波の状況(返ってくるまでの時間、電波の強さ、位相の変化など)から降水強度の面的分布などを観測する機器です。

国土交通省レーダ雨量計

国土交通省では、昭和51年(1976年)に日本で初めて、赤城山(群馬県)に雨量観測を目的としたレーダ雨量計を設置して以降、現在までに65基のレーダ雨量計を全国に配置し、リアルタイムに面的な降水観測を行っています。

レーダ雨量計の種類と特徴

国土交通省では「Cバンドレーダ雨量計」と、「XバンドMP(マルチパラメータ)レーダ雨量計」の2種類のレーダ雨量計で観測しています。その特徴は次のとおりです。


上記に加えて、現在、Cバンドレーダ雨量計は、更新時期を迎えたものより順次、高性能化(MP化)を進めています(「CバンドMPレーダ雨量計」)。
CバンドMPレーダ雨量計は、遠方まで高精度な降水強度を観測できます。

XRAINとは

国土交通省では、高精度・高分解能(250mメッシュ)で、ほぼリアルタイム(配信間隔1分)のレーダ雨量情報を、より多くの皆様に知っていただき、活用していただくため、『XRAIN[エックスレイン・eXtended RAdar Information Networkの略] 』と呼称しています。

※Cバンドレーダについても高性能化(MP化)し、XバンドMPレーダ雨量計と組み合わせた高精度な降水強度の観測が可能となったため、これまでの英語名称『XRAIN [エックスレイン・X-band polarimetric (multi parameter) RAdar Information Networkの略] 』の一部を見直しました。

XRAINのレーダ雨量計は、落下する雨粒が大きいほど扁平する(上下方向に潰れた形になる)性質を利用して、高精度に降水強度を観測しています。

レーダ雨量計の利用上の注意

レーダ雨量計の情報をご利用の際は、以下の点にご注意願います。

  • 観測範囲内で詳細に見たい箇所をクリックすると拡大画面が表示されます。また、マウスをドラッグすることで見たい位置を移動させることができます。
  • レーダ雨量計は上空の雨粒を観測していること等から、地上での雨量の分布と異なることがあります。また、観測性能の向上のため、地上に近い高さでの観測を行っており、グランドクラッタと呼ばれる地上の構造物や樹木等の反射が映り込むことがあります。グランドクラッタについては、季節的な変動もあり、完全に除去することは困難ですが、可能な限り除去に努めています。
  • 出来る限り欠測等を避けるため、可能な限り複数レーダでカバーすることとしていますが、観測範囲外や豪雨によるレーダ電波の消散等により、降雨状況の観測ができなくなることがあり、そのエリアはグレーで表示されます。
  • 機器の試験や精度検証等を目的として、予告なく運用方法の変更、データの配信を中断、停止等の措置をとることがあります。また、 機器の保守・点検や予期せぬ障害等により観測ができなくなることがあります。