積雪深

積雪深とは

積雪深とは、ある定められた時刻における積雪(雪などの固形降水物が自然に積もって地面を覆っている状態)の深さをいいます。
測定単位は、センチメートル(cm)です。

積雪深観測の意義

雪は雨と同様に、大気から水分が分離して落下してくる降水現象で、年間降水量の40~50%を雪で占める地域もあります。したがって、雪の観測は、年降水量の精度に大きな影響をもつこと、また水資源の賦存量や水循環を把握することなどから重要になります。

積雪深データの活用例 ――― 利根川上流のダム管理

ダム貯水池の上流集水域に賦存する雪の量を積雪深データから推定し、3月から5月の雪解け期に貯水池に流入する水量の見通しを立てた上で、貯水していた水をダムから下流利水者に対し補給する放流操作を春先に行っています。

観測方法

露場(屋外に設置しなければならない気象器械のために特別に整備された地面)に設置した次の観測機器で測定されています。

超音波式積雪深計

観測用ポール(高さ2~4m)に固定された感部から発射された超音波が、雪面に反射して再び感部に戻ってくるまでの時間から、距離に換算して積雪の深さを求めます。観測にあたっては、周囲の雪面は、自然にしておき、雪を払いのけたり、積雪計に近づいて雪面を乱したりしないように注意が必要です。

光波式積雪深計

観測用ポール(高さ2~4m)に固定された感部から照射された光波(レーザ光)が雪面で反射されたものをセンサー部で検知し、照射光と反射光の位相差を計測し、信号を処理演算することで積雪の深さを求めます。設置にあたっては、センサーを斜めにすることが可能です。観測の注意点は、超音波式積雪深計と同じです。